エアパスグループは、財団法人健康環境・省エネルギー機構の「ソーラー住宅システム」 認定を取得している「エアパス工法」を核とした、地域優良ビルダーのネットワークです。営利を目的とするフランチャイズチェーンではなく、パッシブソーラーハウス・エ アパス工法と自然素材による「環境共生型」の家づくり、日本の木と職人の技を生かす 「地域循環型」の家づくりを共通理念に、会員が相互に協力して、人と環境にやさしい健康でエコロジーな住宅の普及を図っています。
住まいはライフスタイルに応じた便利さや心地よさが求められるとともに、環境との共生や健康性能、省エネルギーなど、多くの課題にも応えていかなければなりません。その回答として、私たちがご提案するのが「エアパスの家」です。
機械や動力を使わず、太陽熱や風などの自然エネルギーを利用する「エアパス工法」を採用しました。
「パッシブソーラーハウス」「新・外断熱工法」「壁体内通気工法」の3つの工法特性を併せ持つ「エアパス工法」は、通気層に自然な空気の流れをつくり、結露や腐食を解消。住まいを長寿命化するとともに、住む人の健康にも貢献します。
過剰な工業化による弊害が指摘されている高断熱高気密住宅。その対局に位置するのが「エアパスの家」です。日本の伝統工法である木造軸組を基本に、太陽や風といった自然エネルギーを利用し、国産材や漆喰などの自然素材を用いる、本物の住まいづくり。時代はめぐり、頑なに守り続けたスタイルが、いま再び主流になろうとしています。
日本には、住まいをつくるのに十分な森林資源がありながら、1960年代の高度経済成長 時代以降、熱帯雨林などの輸入材に頼ってきました。その結果、伐採期を過ぎた生産林が 過剰になり、そのまま放置しておくと、自然死する危険性も発生しています。
生産林は計画的に植林・伐採することで、自然を破壊せずに供給することができます。私 たちは国産材を積極的に利用して日本の生産システムを活性化させ、森林資源の保全を図りながら、地域環境と共生する家づくりを進めています。